札幌市は、首都圏から札幌への集客拡大を図るPRキャンペーン事業の一部をJTBに依託して展開する。JTBは地域交流に視点を置いた旅行情報誌を制作し、秋から初冬にかけて首都圏のJTBグループ約320店舗でこれを配布。旅行情報誌にはエース商品の札幌ツアーのパンフレットも綴じ込み、送客に結び付ける。
札幌市では、来客2千万人を目標に03年度から3年間の「集客交流・シティPRキャンペーン」事業を展開。事業として「ビジュアル」「おもてなし」「コンベンション」の3プロジェクトがある中、大手旅行会社にビジュアル展開の企画コンペを行い、JTBに決めた。旅行会社に事業依託したのは、「旅行を実際に売っている旅行会社のチャネルを活用していきたい」(札幌市観光文化局)とからだ。